先日行われたワンマンボーイズの公演に際して、店側の対応への不満、文句、バリ雑言が出演者、及びその身近にいるお客さんから、この待ち待ち日記のサイトに多数書き込まれました。反論したり、事情説明するのは簡単ですが、これは日記です。日記に書かれた事柄に言い掛かりをつけられてもかなわないし、それに反論する気持もありません。ただ、そうなると店にとって逆宣伝になるだけなので、この日記は今日で公開を取り止めます。短い間でしたが、ご愛読ありがとうございました。
深夜二時淑女三人とエッチぽい話で盛り上がっていたら、見しらぬ若い女性客が入って来た。一瞬押し黙る淑女三人と俺。気まずい空気が流れる。だが、彼女は気にしない。ごく自然に淑女たちとの会話に加わり、あっという間に打ち解けた。そして最後まで楽しそうにお酒を飲んで帰って行った。また近い内にきますねと云う彼女の言葉を信じて、新しい常連客に乾杯!
毎日放送山田尚さんの定年お祝いパーティー。正確な年齢は知らなかったけど昔から同年輩だなァと思っていた人だけに何だか複雑な心境。みんな俺たちの世代はそろそろ卒業の季節と云うこと?クソッ、俺は卒業しないぞ。留年と転部を繰り返し続けてこの『人生学校』に居残ってやる、なんて気負ってみて気付いた。山田さんも他のみんなも卒業して、上の学校に進学するんだって。俺は一生落ちこぼれ?と落ち込んだけど、カウンターに20歳から27歳の女の子が四人並んだのを見て落ちこぼれでもいいやと居直る。
そのお客さんは芝居の終演後の喧騒の中にフラッと入って来た。カウンターの隅に座り、モルトウイスキーの注文する。香りを楽しみながら物静かにグラスを傾ける。いいお客さんだ。声をかけると家は横浜だという。終電までの一時を見知らぬバーで過ごしたかったのだろうと勝手に推測。時折スタッフと話しながら二杯目三杯目とオーダーを重ねる。何時しか電車はなくなっている。六杯目…閉店時間も過ぎ、お客さんは他にいない。三時になる。会計して貰う。だが帰る素振りは見せずもう一杯とオーダー。もうこっちは寝た振りするしかない。
何故だろう?同じ日に同じ食べ物ばかり出ることがある。一昨日はカレーだった。それで昨日慌ててカレーを作った。ところが昨日今日とカレーのオーダーは一つもなし。そして今日はカマンベールチーズ。オーダーが6ツあった。きっと明日は一つもないにちがいない、なんて余計なことを思ったりすることで、考えなくてはいけない問題から逃げている気がする。今の店は俺の小さな脳味噌の容量を越える難題が山積みだ。
昨日に引き続き『ワンマンボーイズ』マチネとソワレの一日二回公演。 その為日曜日なのに鍵を開けに11時に店に。途中中抜けしたものの一日中店にいる気分。それで儲かれば浮かれるが、終演後の飲食は殆どなくて苛立ちだけが残る。何かが間違っている、いや何かを間違えた。
今日から四日間、ばんぶるびぃ公演『ワンマンボーイズ』広尾時代にやった芝居の再演。ただ出演者が10人と多い為に控室などの問題でトラブル。終演後の飲食も殆どなし。何だか意味なく疲れてバーに来てくれた出資者の一人、Aちゃんに愚痴る。大金出した上に、折角の休みの日に俺の愚痴を聞かされる為にまた金を払わされて、Aちゃん、ゴメン。
芥正彦氏のプロデュース公演。芥氏と言えば三島由紀夫とやりあった東大全共闘集会で一躍有名になった俺たち世代の伝説的演劇人だ。ちょうどバーにお客さんがいた為見ることができなかったけど、ステージから聞こえてくる彼の声にあの頃の風が匂って来た。話は一気に変わるけど、八月の収支決算をしてみたら、一日当たりの売り上げがまた七万円台に逆戻りしていた。折角七月は八万円台に乗って喜んでいたのにショック。これでまた俺の給料がでない。真剣に転職を考えないと。
お客さんは二組四人。売り上げ一万円強。何も言うことなし、言う気力もなし。
Aちゃんに会った。午前三時チャリで帰宅途中、西麻布交差点を渡ろうとしたら同じくチャリで帰宅途中の彼女とすれちがったのだ。ご記憶の方もいらっしゃると思うが、コレド通信に以前たびたび登場していたS女子大のAちゃんだ。今日も明るく「桃井さーん!」と声を掛けてきた彼女だったが、午前三時に西麻布をチャリ通勤しているのはS女子大卒の女の子の中でも彼女だけだろう。途中までチャリで話しながら一緒に走った。ふと彼女もコレドをしらなければ違う人生を走っていたかも知れないと思った。別れた後の坂道がいつもよりキツイ。