昨日に引き続き『ワンマンボーイズ』マチネとソワレの一日二回公演。 その為日曜日なのに鍵を開けに11時に店に。途中中抜けしたものの一日中店にいる気分。それで儲かれば浮かれるが、終演後の飲食は殆どなくて苛立ちだけが残る。何かが間違っている、いや何かを間違えた。
今日から四日間、ばんぶるびぃ公演『ワンマンボーイズ』広尾時代にやった芝居の再演。ただ出演者が10人と多い為に控室などの問題でトラブル。終演後の飲食も殆どなし。何だか意味なく疲れてバーに来てくれた出資者の一人、Aちゃんに愚痴る。大金出した上に、折角の休みの日に俺の愚痴を聞かされる為にまた金を払わされて、Aちゃん、ゴメン。
芥正彦氏のプロデュース公演。芥氏と言えば三島由紀夫とやりあった東大全共闘集会で一躍有名になった俺たち世代の伝説的演劇人だ。ちょうどバーにお客さんがいた為見ることができなかったけど、ステージから聞こえてくる彼の声にあの頃の風が匂って来た。話は一気に変わるけど、八月の収支決算をしてみたら、一日当たりの売り上げがまた七万円台に逆戻りしていた。折角七月は八万円台に乗って喜んでいたのにショック。これでまた俺の給料がでない。真剣に転職を考えないと。
お客さんは二組四人。売り上げ一万円強。何も言うことなし、言う気力もなし。
Aちゃんに会った。午前三時チャリで帰宅途中、西麻布交差点を渡ろうとしたら同じくチャリで帰宅途中の彼女とすれちがったのだ。ご記憶の方もいらっしゃると思うが、コレド通信に以前たびたび登場していたS女子大のAちゃんだ。今日も明るく「桃井さーん!」と声を掛けてきた彼女だったが、午前三時に西麻布をチャリ通勤しているのはS女子大卒の女の子の中でも彼女だけだろう。途中までチャリで話しながら一緒に走った。ふと彼女もコレドをしらなければ違う人生を走っていたかも知れないと思った。別れた後の坂道がいつもよりキツイ。